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日々

2023.8.26.sat - 9.17.sun   at LEESAYA

statement

育てている観葉植物、遠くに見える山々、雑木林の土の匂い、子供の集めたトミカ、静かな暗い夜、どこかで鳴っている雷の音。
身の回りのモチーフに目がいく様になったのは、コロナ禍で地方に移住し、何てことのない日々の瞬間と向き合うことになったからかもしれない。
部屋の片隅にあった切れ端を手に取り、無作為に貼り始める。その合間に脈絡のないモチーフを並べていくと、意図しない完成がやってくる。
この数年、儘ならない状況の中で制作と向き合うことが「セルフケア」になっていた。
とても私的な動機で作られた作品群であるが、誰かをケアするものになっていたらとても嬉しい。

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